なんで就活ってしんどいの・・・❓③
さて今回は、就活がしんどくなるポイントの3つめ「ゴールが見えにくい」を紹介します。就活がしんどくなる要因として、次の3つがあるとこれまでに紹介いたしました。
- 何からはじめていいのか、わからない
- 周囲の人と比較してしまう
- ゴールが見えにくい
では、さっそく本題に参りましょう!😊
ゴールが見えにくい
就活生の多くの方は、高校受験や大学受験を経験されていると思います。
私立一貫校などにより受験経験のない方であっても、何かしらのテストを受検した経験は誰もがお持ちだと思います。これらすべてに共通することは点数・偏差値・順位といった基準に対する結果が見えることにあります。
ですので、「数学で80点以上をゲットするぞ!」というモチベーションがある場合には、出題範囲からそれを満たす準備をするわけです。👍
また、受検した結果もフィードバックされるため、何が悪かったのか・良かったのかを知ることができ、納得感を持って「よかった」「ダメだった」と実感することができます。
多くの学生の方はこういった経験を繰り返しているため、結果が可視化される事に慣れていると思います。
■急に学校のテストや受験と異なる状況に放り込まれる
これに対して、就職活動は結果が曖昧です。😢
「ES通過・選考合格・内々定」「不合格・お見送り・ご活躍をお祈りします」という言葉は目にするものの、何が良かったのか?・悪かったのか?が分からないのです。
特に困るのが「不合格・お見送り」となった場合です。
選考・面接基準を公開していない企業がほとんどだと思いますので、どこで何が悪かったのか、を振り返ることが実質不可能な訳です。
就活によって、急にこういった状況に放り込まれてしまうわけですから、悲しいかな、就活生の方がしんどくなってしまうのも無理はありません。😢
少しでもしんどくならないようにするためには、受験と就活は全く異なるものである、と認識する(思い込む)事が大切です。
■企業側の選考基準ってどうなっているの?
学生の方の就活、つまり企業にとっての採用活動において、企業も腐心しています。
一度でもお見送りの連絡をしたのであれば、「やっぱり無かったことに・・・」と言うわけにはいきません。仮に「ごめんゴメン!お見送りってのは無しで!」とか言っちゃう企業があったとしたら、正直信頼できないですよね…?
ですので、企業の合否判定は非常に慎重に行っています。
特に面接においては、考え方や能力の異なる様々な人が面接官を担当するため、企業としての一貫性を判定に反映させなければなりません。
・・・と、ここまで読んでいただいて気づいた方がいらっしゃると思います。
そうなんです。企業側には明確な選考基準が設定されているのです。
その内容は、数学力・国語力・論理性・コミュニケーション力(発信力・受信力)など多岐にわたり、企業によりまちまちですが、明確に基準が設定されています。
■企業側が選考基準を公開しないワケ
「・・・ぢゃぁ、選考基準を公開してくれればいいのに。。。」って思いますよね。当然のことだと思います。
ですが、企業側が選考基準を公開しないことにも理由があるのです。
それは・・・
”内定獲得だけのための対策をされると困るから”
この1点に尽きます。
企業側の採用活動は人を採用するのが目的ではなく、採用した人に入社してもらい、その人がバリバリ活躍してくれることを期待しています。
ですので、「内定獲得や入社する事を目的としている人」にはご遠慮願いたい・・・というのが本音なのです。
よく就活と恋愛・結婚は似ているものがある、という例え話がありますが、本当にそうだと思います。
極端ですが、コンパ・紹介・お見合い=エントリー,デート=面接,告白・プロポーズ=最終選考,お付き合い・結婚=内定,二人の生活=入社後の勤務 といった感じでしょうか。
ですので、内定獲得(とりあえず、お付き合いする・結婚する)が就活のゴールになってしまっている場合は、就活の真のゴールは何か?を今一度考えるようにすると良いと思います。
企業側の判定については、こちらではどうする事もできません。それは恋愛や結婚でも同じですよね。ですが、自分がどうしたいのか?(=ゴール)を設定することはできると思います。
まずは自分で設定できるゴールを明確化して、そこに向けてできる事をやっていきましょう✨