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面接対策って何すればいいの・・・❓(事務職編)

面接対策(事務職編)

面接対策(事務職編)

 

今回は事務職に焦点を当ててお話をしたいと思います。

「事務職」ってどんなイメージを持たれるでしょうか❓パソコン(PC)を使うのかな・・・といったイメージを持つ方もいると思いますが、現在はどんな職種であってもPC使用は必須ですので、事務職だけPCを使うという事はまずありません☺

 

事務職の代表的な仕事内容は「ルーティンワーク」になります。

仕事の処理方法が ”ほぼ” マニュアル化されており、定型的に進めることができる仕事が多いです。

・・・そんな事を言うと「機械にやってもらったらいいんじゃない!?」と思う方もいると思いますが、何事にも ”例外” はつきものです。

機械によって業務の自動化が進んでいる会社の中でも、必ず発生する例外対応のために人の力は必ず必要になります。

 

・・・という前置きをしまして、面接ポイントについて紹介いたします。

 

■事務職に求められることって・・・?

前述しましたように、「定型化されているがその例外対応ができる」必要があるため、業務内容の理解はもちろん、次のポイントが面接観点に含まれます。

  1. 確実性
  2. スピード感
  3. 対応力

これまでどおり、基礎学力に関する観点は除外していますので、ご了承ください。

ではひとつずつ解説します。

 

■確実性

いかに的確に間違いなく対応できるか、キッチリと物事をこなすことができるか、という観点です。

適性検査やペーパーテストで確認されることが多いですが、面接ではその裏取りとして、面接における態度・姿勢で確認されることが多いと思います。

 

    • 面接官の質問(意図)を捉え回答できているかどうか
      実は、就活生の方に多いのが「面接の質問回答時に、あらかじめ用意していた自己PRネタをねじ込む」人です😱
      多くの方が面接に対する準備を行っており、ガクチカをはじめ「自己PRしたいこと」を用意していると思います。
      しかし、そのPRネタは出しどころを間違えると大きな痛手となります(泣)
      あくまでも面接の場は相互理解の場になりますので、質問があった場合はまずは相手の質問にしっかりと答える事に徹しましょう。
      「自分が言いたい事を言う」場になってしまうと、その時点でアウトです😱

 

■スピード感

だれもがスーパーやコンビニのレジで「レジの人遅いなぁー」って思った経験があると思います。

(決して最近のレジは単純とは言えませんが)単純作業になればなるほど、仕事の価値を上げるためにはスピードが必要、つまりボリュームをこなすことが求められます。

その力を持っているか?が面接時に確認されます。

 

    • レスポンスの速さ
      いかに自分の持っている引き出しを素早く開けられるか、が確認されますので、様々な角度から質問がやってくると思います。
      それに対する反応速度が面接の評価につながる(もちろん、的外れな回答はダメですが・・・)と考えてよいでしょう。

 

■対応力

想定外のことが発生したときに適切な対応ができるかどうか、になります。

面接の場でビックリ・ドッキリを仕掛けるわけにはいきません(笑)ので、次のような方法で対応力が確認されます。

 

    • (面接参加者にとって)想定外の質問にどう対応するか
      いわゆる掘り下げ質問によって、これがなされることが多いです。
      「テニスサークルでリーダーしていました!」→「どんな経緯でリーダーになりましたか?」→「立候補しました」→「立候補した理由は?」
      ・・・といったやり取りはよくあると思いますが、ある程度掘り下げたところで「その場で考えさせられる」質問がやってきた場合は、対応力が観察されています。
      例えば、「立候補した理由は?」→「昔からリーダーシップに積極的だからです」→「その積極性を高める要因となった事を3つ挙げるとしたら、なんだと思いますか?」
      といった具合です。いかがでしょう、答えられそうですか??☺

 

さて、今回まで職種別に面接対策を紹介してきました。

もちろん、会社や仕事の内容によって求められるスキルなどはまちまちですので、この記事で紹介した事だけ対策すればOKということではありません。

企業にとっての採用活動は「今後の会社経営を左右するビッグイベント」のため、多くの企業は本気で面接・選考を行います。ですので、参加する企業のことをご自身なりによく研究し、これまで紹介した内容を参考にしていただけますと幸いです。

 

就活生の皆さん、就活頑張ってくださいね!☺

面接対策って何すればいいの・・・❓(技術職編)

面接対策(技術職編)

面接対策(技術職編)

こんにちは😃こじこじさんです。

 

前回に続いて面接対策のお話をしたいと思いますが、前の記事にて「面接対策って言っているけど、肝心な事書いてなくない!?」「質問に対する解答例があるのが対策なんじゃない!?」💢と思っている方もいらっしゃると思います。

 

確かに、対策というものは課題を解決するためのものですので、その考え方もあると思います。しかしながら、以前の記事で述べましたように、「ゴールが見えにくい」のが就活、特に面接の実際です。

正解は企業側しか持っていないにも関わらず、企業によってその基準が異なるため、一概に「こうすれば良いよ!」という模範解答集を作ることは不可能です。

 

つまり、この質問はこう答えればOKという話には注意して下さい⚠️

 

ですので、就活をされている方に知っていただきたいこととしては、面接はどんな観点(視点)で実施されるのか、という企業側の考えを把握する事です。

そんな感じで紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします🙂

 

■技術職に求められる事って・・・?

「技術力を発揮することによって何らかのアウトプットをつくり出すこと」が技術職に求められます。その技術力とは、化学・電気・機械・ソフトウェアなど多岐に渡りますが、一定の専門知識が必要とされる事はご理解いただけると思います。

特に近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)化が推進されているため、IT技術に何かを掛け合わせる事が注目されており、仕事として必要となる技術領域・知識も多岐に渡ります。

つまり、常に新しい技術・知識を習得しながら「何かをつくり出す」事を求められるのが技術職です

 

という前提があるため、面接観点としては次のようなポイントが盛り込まれます。

  1. 論理的思考力
  2. 言語化能力
  3. やりきる姿勢

営業職編と同じように基礎学力については除外しています。また、上述しましたように専門性が求められる現場の場合は、大学での専攻・研究内容によって応募・選考可否につながる場合もあります。こういった点についてはここでは触れませんので、ご了承くださいませ。

 

■論理的思考力📚

就活をしていると必ず出てくるこの言葉。・・・これって一体何なんでしょう。

私の主観的意見としては、「多くの情報(事実)から必要となるものを抽出し、論点に対する情報(事実)・仮説(主観)の整理ができる力」と考えています。

何だか難しく言ってしまいましたが、「なんで〇〇だと思う?」という問いに対して、何の根拠もなく「・・・だからだと思う」と考えるのではなく、事実と主観を織り交ぜて「・・・だからだと思う」と考えられる力と思います。

 

特に技術職については、物理的に実現可能か不可能か?という課題解決を仕事として行うため、事実(物理的現象)にひもづく論理的思考力が必要となります。

 

では、どのようなところから論理的思考力の「ある」「無い」が判断されるのでしょうか?

 

  • 自分の判断に対して説明ができる👍
    • 「業界志望動機」「大学での研究テーマ選び」「ガクチカ」などについて “なぜその選択(判断)をしたのか“ という説明ができるかどうか、です。
      「IT業界を志望しているのはなぜ?」という問いに対して「今後も伸びていく分野なので」という回答は一見良さそうですが、論理性としては不十分です。
      なぜならば、“何を持って今後も伸びていくのか?“ という情報(事実)が含まれていない主観的な回答になるためです。
      自分の有する情報をもとに、どんな考え(仮説)を以って判断(選択)したのか、が論理的思考力につながります。
  • 主観(感覚を含む)と客観(事実)両方を含んだ話ができる🔍
    • 人は感情の塊のため、感覚的に善し悪しを決めている事が多いです。
      ですが、その感覚に根拠がないと相手の理解を得る事ができませんよね。
      よく映画で「この事件には裏がある。俺の感覚がそう言わせているんだぜ!」なんてシーンがありますが、そんな人は大抵孤立していきますよね笑(映画なので、その感覚が正解になるのですが・・・笑)
      こう言った表現は現実世界では受け入れにくく、考えの根拠となる客観的な事(事実)が必要となるがほとんどです。

 

言語化能力📖

自分の考えや経験を相手に伝わる言葉で表現する事が「言語化能力」になります。

日本語しか話せない(私も・・・)人に対して、英語で捲し立てても何も伝わらないですよね?つまり、言語化能力とは「言葉に変換できればOK」ではなく「相手が理解できる言葉に変換」する必要があります。

では、どうすれば良いのでしょうか。

  • 面接官といえども小学生と思う(最初だけ)👶
    • 自分の当たり前=相手の当たり前 ではありません。これまでの経験や自分の知識を相手に伝える際には、何も知らない相手に伝えることを意識しましょう
      相手の反応によって「この人はすでに知識のある人だ」「何も知らない人だ」とどこかで必ずわかります。その反応に応じて言葉選びをしていけばOKです
  • 横文字をできるだけ使わない🙅‍♂️
    • コミット,エビデンス,コンセンサス,フィックス,サジェスト・・・
      何だかかっこいい❗️って思える言葉ってたくさんありますよね。しかもそれを使えちゃう自分ってかっこいい❗️みたいに感じる事もあると思います。
      ですが、カッコイイかどうかは相手が決めるもの。そもそも伝わらなければ意味がありませんよね。知識を披露する狙いでの横文字使いは避け、誰もが分かる様に伝えるのがGOODです。
  • 「私は」で考える🙍‍♂️
    • 一般論で論じる(説明する)のではなく、自分の考え・言葉として論じる事を意識しましょう。矢印が自分に向く事によって、表現の仕方・使う言葉も変わってきます。

 

■やり切る姿勢

  • 面接中に諦めない🏃‍♂️
    • 面接官によっては難易度の高い質問をする方もいると思います。
      私が面接官をして来た中、意外と多いのが「わかりません・・・」と回答して “自分にとって回答しやすい質問に切り替えてもらう事を期待する人“ がいる事です。
      これは「逃げている」と判断されてもおかしくなく、今後の仕事の取り組む方が容易に想像できてしまいます。
      正解は何か?ではなく、相手が知りたい事は何か?を把握することが重要です。ですので、質問の意図がわからない場合は、率直に逆質問をして行きましょう。

 

多くの面接ではこれまでの経験・エピソードが質問として出てくると思います。

これらは面接参加者であるあなたの事が知りたいほか、初対面の人に対してどのような対応ができるか、つまり協業できるか?を見極める材料としています。

もちろん、エピソードを大きく盛ったり、ウソをつくこともできるかもしれません

しかし、面接官は人を見るプロですので、誇張・ウソは見破ります。(交番の前で事件を起こす様なものです笑)

 

プロであるからこそ面接は本気で実施されますので、企業側もそんなスタンスでいるということを知っていただければと思います✨

 

面接対策って何すればいいの・・・❓(営業職編)

面接対策(営業編)

 

営業職と聞いてイメージするものは何でしょうか❓🤔

 

会社の手掛けるモノ・サービスを顧客に提案し、買っていただくのが営業職になりますので、その仕事をしっかりとこなしてくれる人が企業側として「欲しい人材」となります。

そして、欲しい人材かどうかを見極めるのが面接になりますので、その要素を考えるのが対策となります。

 

■営業職に求められる事って・・・?

営業職のみならず、技術でも事務でもコミュ力・論理力・ITスキル・真面目さなどは必ず求められますが、職種によって優先順位が変わってきます

営業職という視点で考えた時、どんな要素がどんな優先度になるでしょうか?あくまでも私の主観的意見になりますが、次のようになると思います。

  1. 清潔感
  2. 表現力
  3. アドリブ力(コミュ力・論理力)

ここでは面接フェーズに焦点を合わせているほか、基礎学力は企業によって捉え方が変わる(IT系であれば数学にウェイト,物販系であれば言語力にウェイトなど)ため、基礎学力除外しております。

 

■清潔感✨

営業力は信用・信頼性と比例します。顧客の信用・信頼を得るためには営業担当者の印象がとても大切であり、ある意味見た目が直結します。

ここでいう見た目というものは、顔立ちや体型などの事を指しているのではなく、その人がから「醸し出される雰囲気」と捉えていただければと思います。

では、清潔感はどのようなところから「醸し出される」のでしょうか?次のように考えています。

  • 身だしなみを意識している
    • 身に沿った服装である(ダボダボ・ピチピチすぎない)
    • シャツにアイロンが当たっている
    • 靴が汚れていない
    • メイクが自然である
    • 髪型を整えている
    • 爪を切っている・髭を綺麗に剃っている
    • タバコや香水の匂いがしない
    • 鞄や筆箱がビジネス向けである
    • 姿勢が良い

人は情報収集にて「視覚」に重きを置いているため、見た目に注意を払っている事は、多くの人と出会う営業職にとってマストと言えるでしょう。

さらに、上記内容は鏡を見れば誰にでもできることです。あくまでも自分自身の基準でOKですので、鏡を見て「これならOK」と思えるように身だしなみに気を遣ってみましょう。

 

■表現力📖

面接においては様々な質問がありますが、嘘を言わない・言い訳をしない事は当たり前ですが、「自己PRの想いが強すぎる」「端的に表現しようとし過ぎる」事によって誤解を与えてしまう事もあります。

事実を歪曲せずに、貴方の事を理解してもらえるような表現にするとGOODです。

  • ガクチカをスーパーストーリーにしない
    例えば、「100名規模のサークルでリーダーをやっていた」ため、「100名規模のサークルでリーダーをしており、全員をまとめ上げた」と言いたかったとしましょう。しかし、1人で100名を統率するのは不可能です。
    この場合は「100名規模のリーダーをしていたが、他のサブリーダーとの連携によって活動をまとめていた」など、実際にどのような運営をしていたのか、を意識した表現にすると良いです。

  • 失礼のない表現を意識する
    特に困るのは複数の企業の選考に参加しており、選考を通じて第一志望を固めていきたい中「当社は第一志望ですか?」と聞かれる事だと思います。
    「第一志望です」と言わないとイケナイ雰囲気に圧倒されてしまうと思いますが、冷静かつ失礼の無いように答えるのが良いと思います。
    例えば・・・
    • 「御社のような○○業界が第一志望であり、面接を通じて企業理解を進めています。御社への志望度は高いため、本日も面接に参加させて頂きました。」
    • 「様々な職種を検討しているところですが、営業職としては御社が第一志望です。」
    • 「これまで御社の選考に参加させて頂いた事によって、志望度がどんどん上がって来ています。正直○○という業務に関する理解がまだ不足しているため、その理解が十分にでき自分にマッチすると考えられれば、間違いなく志望度は1番になります。」

もちろん、「御社が第一志望です!」と明言できる状態が一番良いですね。

 

■アドリブ力🤓

「空気を読む力」とも考えられます。要は面接の場に応じた対応ができるかどうか、という事ですね。

格式高い雰囲気を重視する企業であれば、キッチリと対応する。少しフランクな対話形式であれば、こちらからも逆質問をすることによって対話を充実させる。といったように、場や雰囲気を察知して対応出来る力になります。

 

以上3点を紹介しました。いかがだったでしょうか❓

「えっ!そんなの当たり前じゃない?」と思った方もいると思いますが、意外と当たり前の事って当たり前にできていなかったりします。ですので、「当たり前でしょ」と思った方ほど注意いただければと思います。

 

アドリブ力は貴方の性格やキャラクターによるものが大きいため、事前準備は難しいと思いますが、意識をするだけでも対応は変わると思います。

清潔感・表現力については、事前対策・準備が確実にできます。特に清潔感についは、面接会場に着いた後にお手洗いに行く(WEB面接の場合は自分のカメラ写りを確認する)だけでも対応可能です。

 

これから面接を控えている方へ、一つの参考になればと思います✨

 

 

面接対策って何すればいいの・・・❓(アウトライン編)

面接対策って何すればいいの?

面接対策って何すればいいの・・・?

 

いよいよ面接も本格化している時期ですね🙂

面接対策で悩まれている方も多いと思いますので、元・人事目線で複数回に分けて面接について紹介したいと思います。

 

今回を含めて、4つの記事にて紹介していきます。

 

  1. アウトライン編(本記事):全体的なお話をします
  2. 職種別編①営業職
  3. 職種別編②技術職
  4. 職種別編③事務職

 

では、早速「アウトライン編」に参りましょう❗️😊

 

■そもそも面接ってなんなの??

まず企業側はなぜ採用活動をしているのか?を把握する必要があります。

理由は「企業活動を継続させたいから」ですね。そのために必要となる人的資源を確保するのが企業にとっての採用活動です。

つまり、企業活動継続のために必要となる人を“判断する“のが選考であり、面接の場であります。

 

では、その面接は何かと言うと、就活生の方と企業が対話する事によってお互いの事を理解する場です。

つまり、企業側が一方的に学生さんの事を知る場ではなく、学生さんにとっても企業の事を知る・理解する場でもあります。

ですので、「この人(会社)いい❗️」「この人(会社)は違うな・・・」と双方が判断できる場が「面接」です。

 

つまり、面接の目的は「相手を知る」事であると考えてみましょう。

 

■面接では何が聞かれるの?

面接の目的は「相手を知る」事にありますので、基本的にはそれが達成できる内容が用意されています。(時々ネット掲示板などで面接官の趣味としか思えない質問があった・・・とかありますが。。。😭)

その内容のことを「面接観点」と表現しますが、次のような段階・内容に分けて面接が実施される事が多いと思われます。

 

(1)これまでの事:現時点の能力(基礎学力・論理力・言語化力・対人力など)

(2)これまでの事:物事の取り組み方・考え方・姿勢

(3)これからの事:向上心・学習意欲・キャリアイメージ

 

ここで着目すべきは(1)(2)はこれまで(現時点)の事、(3)はこれからの事です。

 

例えば、「御社が第一志望です!なんでも勉強しますので、頑張れる自信があります!」物凄く意欲があるアピールをしたとしても、“受験に失敗をしてダラダラと1年間浪人生活を送り、とりあえず入れる大学に入って自堕落な生活をしていた“ 事がこれまでの経験(事実)として確認された場合、企業側としては「入社欲しくないです」となりますよね。

つまり、企業側としては面接を通じてその人のこれまでの人生を振り返り、その行動を今後にどう繋げられるか?をコミュニケーションによって掘り下げていく事が「面接」です。

そして、その面接内容によって、企業が求めている能力や姿勢などを参加者である就活生の方は知ることができます

 

ちなみに、全ての観点を1度&1人で行うのは非現実的(組織規模に比例する)なため、多くの企業は複数回の面接段階に分けて進めていきます。

 

■面接の形式ってどんなのがあるの?

企業側としては、相手(就活生の方)を知る目的が達成できればOKですが、企業は営利団体のため「費用対効果」が求められます。

つまり、効率よく目的達成したいわけです。そのために、次のような形式(手法)が取られます。

 

・グループデスカッション(GD)

・グループ面接(就活生m人に対して、面接官1名)

・個人面接(就活生1名に対して、面接官n名)

 

企業側として「マッチ度が高い」と判断された結果面接通過となり、面接回数が多くなるほどに基本的には面接内容が濃くなります。

また、最終面接に近づくほどにその会社での経験値の高い人が面接官を担当するようになります。

 

■面接後に振り返って欲しいこと

面接は相互理解の場とお伝えしました。ですので、どちらかが一方的な内容になっている面接については注意が必要です⚠️

しかし、面接の主導権を持っているのは企業側です。就活生の方には企業がどれくらい相互理解を意識しているか、を是非観察していただきたいと思います。

これは単に逆質問の場がある・ないという事ではなく、次のようなポイントで捉える事ができます。

  • 面接官の質問内容に一貫性があるか・面接官から共感性が感じられるか
    「志望動機は?趣味は?最近気になったニュースは?」といった関連性のない単発の質問がどんどん出されるのではなく、「志望動機は?その理由は?何をきっかけにそう考えるようになった?」という、相手を知ろうとする質問の内容・姿勢が感じられるようであれば、その企業は面接を相互理解の場として取り組んでいると考えて良いでしょう。

 

繰り返しになりますが、面接は就活生である皆さんと企業の相互理解の場です。

ですので、面接内容や面接官を通じてその企業の理解を深めてもらい、自分のキャリアプランに合致するか、を言う事もぜひ考えていただきたいと思います。🙂

 

次回から職種別の面接について話をしていきますね✨😁

 

なんで就活ってしんどいの・・・❓③

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ゴールが見えにくい

さて今回は、就活がしんどくなるポイントの3つめ「ゴールが見えにくい」を紹介します。就活がしんどくなる要因として、次の3つがあるとこれまでに紹介いたしました。

 

  1. 何からはじめていいのか、わからない
  2. 周囲の人と比較してしまう
  3. ゴールが見えにくい

 

では、さっそく本題に参りましょう!😊

 

ゴールが見えにくい

就活生の多くの方は、高校受験や大学受験を経験されていると思います。

私立一貫校などにより受験経験のない方であっても、何かしらのテストを受検した経験は誰もがお持ちだと思います。これらすべてに共通することは点数・偏差値・順位といった基準に対する結果が見えることにあります。

ですので、「数学で80点以上をゲットするぞ!」というモチベーションがある場合には、出題範囲からそれを満たす準備をするわけです。👍

また、受検した結果もフィードバックされるため、何が悪かったのか・良かったのかを知ることができ、納得感を持って「よかった」「ダメだった」と実感することができます。

多くの学生の方はこういった経験を繰り返しているため、結果が可視化される事に慣れていると思います。

 

■急に学校のテストや受験と異なる状況に放り込まれる

これに対して、就職活動は結果が曖昧です。😢

「ES通過・選考合格・内々定」「不合格・お見送り・ご活躍をお祈りします」という言葉は目にするものの、何が良かったのか?・悪かったのか?が分からないのです。

特に困るのが「不合格・お見送り」となった場合です。

選考・面接基準を公開していない企業がほとんどだと思いますので、どこで何が悪かったのか、を振り返ることが実質不可能な訳です。

 

就活によって、急にこういった状況に放り込まれてしまうわけですから、悲しいかな、就活生の方がしんどくなってしまうのも無理はありません。😢

 

少しでもしんどくならないようにするためには、受験と就活は全く異なるものである、と認識する(思い込む)事が大切です。

 

■企業側の選考基準ってどうなっているの?

学生の方の就活、つまり企業にとっての採用活動において、企業も腐心しています。

一度でもお見送りの連絡をしたのであれば、「やっぱり無かったことに・・・」と言うわけにはいきません。仮に「ごめんゴメン!お見送りってのは無しで!」とか言っちゃう企業があったとしたら、正直信頼できないですよね…?

ですので、企業の合否判定は非常に慎重に行っています。

特に面接においては、考え方や能力の異なる様々な人が面接官を担当するため、企業としての一貫性を判定に反映させなければなりません。

 

・・・と、ここまで読んでいただいて気づいた方がいらっしゃると思います。

そうなんです。企業側には明確な選考基準が設定されているのです。

その内容は、数学力・国語力・論理性・コミュニケーション力(発信力・受信力)など多岐にわたり、企業によりまちまちですが、明確に基準が設定されています。

 

■企業側が選考基準を公開しないワケ

「・・・ぢゃぁ、選考基準を公開してくれればいいのに。。。」って思いますよね。当然のことだと思います。

ですが、企業側が選考基準を公開しないことにも理由があるのです。

それは・・・

 

”内定獲得だけのための対策をされると困るから”

 

この1点に尽きます。

企業側の採用活動は人を採用するのが目的ではなく、採用した人に入社してもらい、その人がバリバリ活躍してくれることを期待しています。

ですので、「内定獲得や入社する事を目的としている人」にはご遠慮願いたい・・・というのが本音なのです。

 

よく就活と恋愛・結婚は似ているものがある、という例え話がありますが、本当にそうだと思います。

極端ですが、コンパ・紹介・お見合い=エントリー,デート=面接,告白・プロポーズ=最終選考,お付き合い・結婚=内定,二人の生活=入社後の勤務 といった感じでしょうか。

 

ですので、内定獲得(とりあえず、お付き合いする・結婚する)が就活のゴールになってしまっている場合は、就活の真のゴールは何か?を今一度考えるようにすると良いと思います。

 

企業側の判定については、こちらではどうする事もできません。それは恋愛や結婚でも同じですよね。ですが、自分がどうしたいのか?(=ゴール)を設定することはできると思います。

まずは自分で設定できるゴールを明確化して、そこに向けてできる事をやっていきましょう✨

 

なんで就活ってしんどいの・・・❓②

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就活がしんどくなるポイントは次の3つであり、一つ目の「何から始めていいのか、わからない」については前回の記事で紹介しました。

 

  1. 何からはじめていいのか、わからない
  2. 周囲の人と比較してしまう
  3. ゴールが見えにくい

 

今回は「2.周囲の人と比較してしまう」ことについて紹介したいと思います。🙂

 

周囲の人と比較してしまう

時期も3月後半戦となり、ES・適性検査・面接などを本格的に取り組んでいらっしゃる方も多いと思います。

すでに内定も複数持っている方もいらっしゃると思いますが、この時期になると必ず「自分はまだ内定がない」「面接が通過しない」「ESで落とされてしまう」といった経験から周囲の人との進捗状況を比較して“遅れを取っている“と感じる人も少なくありません。

 

■企業によって活動スケジュールは異なる

やはり、どうしても就活という就活生の方が対象になっている活動期間中に進捗の差が出てくると、色々な焦りや不安などを感じてしまうと思います。

 

例えば、今自分がA社・B社・C社という3社がES結果待ちや1次選考中であるにも関わらず、友達などがX社・Y社の内定を獲得したと聞いたとすると、「内定獲得」という言葉に引きずられて“遅れを取っている“と感じてしまうかも知れません。

 

ただ、冷静に考えれば前回の記事で紹介しましたように、業界や企業によって採用活動の取り組み方はまちまちです。

つまり、企業によってスタートとゴールの時期・期間は異なりますので、他社の動向・友達の動向と比較をしても比較にならないんですよね。

 

■同じ企業であっても職種によって選考基準などが異なる

また、同じ会社であっても職種によって選考基準やプロセスは異なります。

例えば、営業職と技術職では求められるスキルやキャリアプランが異なるため、同じ選考基準では実施できません。

ですので、同じ会社を受けている知り合いが居たとしても、自分が目指す方向性によって進み方は異なる可能性があるのです。

 

■結局、就活生同士の進捗比較は精神的にも時間的にも勿体無い

同じ就活生同士やTwitterなどで「内定ゲットしました❗️」という報告を目にする事が多いと思いますが、ほとんどの人は“内定をもらった事を自慢したい“だけに過ぎません

本当に入社したい会社であれば、そんな事は言わずに即入社承諾をしているでしょう。

つまりは、内定ゲットすることが就活の目的となってしまっており、「内定が取りやすい企業」に応募している可能性も高いのです。

※この「内定が取りやすい企業」については、ゆくゆく紹介します

 

そういった観点で考えた時、いかに他者と比較をすることが精神的にも時間的にも勿体ない事である・・・と感じませんか❓

 

私が採用担当をしていた時、毎年必ず周囲との比較で疲弊してしまっている方がいらっしゃいました。

そういった時にお話をしてきた事ですので、ぜひ参考にしていただければと思います✨

 

 

なんで就活ってしんどいの・・・❓①

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就活生の方とお話をしていると、毎年必ず「しんどい」と言う言葉を聞きます。😢

今現在、そのような状況に陥っている方、なりそうな方もいらっしゃると思いますので、これまでお会いした方からの言葉をもとに、私なりに整理してみました。少しでもしんどい気持ちが楽になると幸いです✨

 

多くの方が直面する問題は下記の3つです。

 

  1. 何からはじめていいのか、わからない
  2. 周囲の人と比較してしまう
  3. ゴールが見えにくい

 

今回は「1.何からはじめていいのか、わからない」について解説します。

(2,3は次回以降の記事で解説いたします)

 

 

何から始めていいのか、わからない

インターンシップ,自己分析,業界研究・・・やる事はいくつもあることは分かっているものの、「何から始めればいいのやら・・・」というケースです。「正解なんてないんですよ」なんて言われているものの、不安に陥りしんどいなぁ、という方は多いと思います。

 

このしんどさを軽くするためには、企業側の採用活動の取り組み方を知るのが良い方法です。🙂まずは相手を知るわけですね。

本記事では、企業側の採用活動の取り組み方を知っていただく事で、少しでもしんどさの解消に繋げられればと思います。

 

企業側の採用活動は、ざっくりと次のフェーズに分かれます。

 

 Phase 1.(広報)自社の事を広く知ってもらい、できる限り多くの応募(エントリー)をしてもらう

 Phase 2.(選考)応募者が自社に合っているか選抜する

 Phase 3.(内々定)入社してもらいたい人にラブコールを送る

 

それぞれについて、時期と合わせて見ていきましょう。

 

※ここに記載している内容は、こじこじさんの経験・主観に基づくものであり、多くの企業に見られる傾向になります。全ての企業に該当するわけではありませんので、ご注意くださいませ。

※下記 “n年“ というのは、n年=n年卒=n年度入社の意味となります。23年度入社の方はn=23になります。

 

・・・

 

<Phase1.広報> (n−2)年6月頃から本格化 (学部3年/修士1年になったばかりの6月)

企業にとっての採用活動は、これまでの実績に基づく確率によって採用目標数が設定されます。

例えば100人採用したくて、応募者のうち10%の人が入社した実績がある場合、少なくとも1,000人の応募を募る必要があります。

このため、広報としては「いかに自社の事を知ってもらい、できる限り多くの応募(エントリー)をしてもらうか」が目的になります。

大手企業のテレビCMはまさにこれに該当しますし、WEB広告や自社サイトでの企業紹介、インターンシップの開催も含まれます。

テレビCMは年中目にする方も多いと思いますが、多くのCMは消費者向けの商品・サービスCMがほとんどです。実は、夏のインターンシップ募集が開始される6月頃から一般消費者がビジネスターゲットになっていない、BtoB企業もこぞってCMを打ち始めます。

ここで「インターンシップって広報なの❓」と思われた方もいると思います。

水面下で選考を行う企業もある😱ようですが、多くの企業にとっては4月に新入社員を受け入れたばかりの状態のため、本格的に選考を進めるのは非現実的です。ですので、インターンシップという場によって“自社を知ってもらう事に徹する“企業が多くを占めています。

 

<Phase2.選考> (n−1)年2月頃から本格化 (学部3年/修士1年の2月)

応募者の方が自社に合っているか、を定量的(能力)・定性的(考え方や姿勢など)に選考していきます。

ES・適性検査や面接の実施がこれに該当しますね。

選考に参加するために「企業説明会」に参加している事を義務付けている企業が多くあります。また、ESは企業によってまちまち(そもそもESが無い企業も多くあります)となります。

 

<Phase3.内々定> (n−1)年4月頃から本格化 (学部4年/修士2年になったばかりの4月)

経団連による“採用活動に関する指針“(いわゆる企業間での紳士協定のようなもの)では、6月以降に選考(内々定の提示)をしましょう!としていますが、実際のところは4月頃から内々定出しが本格化していきます。

特に外資系企業の動きは早いため、(n-2)年末に内々定を出す企業もあったりします。(😮驚!)

 

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と、ここまで読んで気がついた方がいらっしゃると思います。

そう、どのフェーズも企業や業界によって明示されているわけではなく、時期も “頃“ というなんとも曖昧な状態なのです❗️😭

さらにややこしい事に、毎年同じパターンで採用活動している企業は非常に少ないです。

少し長くなってしまいましたが、近年の就活においては「どの企業が、いつ・何をするのか?」という見通しが掴みにくいため、計画を立てるのが困難なのです。結果、「何からやっていいのか、わからない」事にもつながっていきます。

新卒一括採用は日本ならではの採用方法で、比較的批判的な意見が多く出されがちですが、育成を前提とした日本企業における合理的な採用方法でもあります。近年様々な理由により、この一括採用方式が徐々に崩れてきており、通年採用などこれまでにない採用活動に企業が動き出しているため、学生の皆さんはもちろんの事、企業側も悩みながら活動を行なっているのが現実です。

こういった状況を把握し、業界や企業ごとに「今どのフェーズなのかな?」を知る事ができると、何をするべきかが見えてくると思います。🤔

 

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いかがだったでしょうか。少しでも就活の参考にして頂けますと幸いです😊

次回は「2.周囲の人と比較してしまう」について解説します✨